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東工大ニュース

「レジリエントな社会」をテーマにサマープログラム2023を開催

8ヵ国から17人が参加

公開日:2023.09.15

7月3日~28日(4週間)、東京工業大学国際教育推進機構主催によるサマープログラム「レジリエントな社会をつくるエンジニアリングデザイン」が4年ぶりに対面式で開催されました。今回は初めて東工大生も参加し、協定校からの海外交流学生と合わせて17人の学生が参加しました。

新型コロナなどの感染症、地球温暖化による気候変動、火山噴火などの自然災害といった社会課題に対して、人間とテクノロジーの協働によってレジリエンス(回復力、柔軟性)が備わった社会を構築するためのエンジニアリングデザインを学びます。本学が積極的に研究を進めている「AIと健康?ウエルビーイング」、「防災とデザイン」、「エネルギー問題」に焦点を当てた講義や研究室体験を実施し、これから必要とされるテクノロジーを学ぶ機会を提供しました。

講義?研究室プログラム

  • 「オープンイノベーションによって実現する未来のサステナブルな健康社会」
    生命理工学院 林宣宏教授 副学長(国際連携担当)
  • 「エンジニアリングデザインと防災テクノロジー」
    環境?社会理工学院 融合理工学系 大橋匠准教授
  • 「日本でのサステナブルなエネルギー」
    環境?社会理工学院 融合理工学系 ジェフリー?クロス教授

はじめにオリエンテーションで、環境?社会理工学院 融合理工学系の西條美紀教授(プログラム主査)がソーシャルレジリエンスやエンジニアリングデザインの概念と定義について、歴史的背景や先行研究、実例の紹介を交えて解説しました。その後、林副学長、大橋准教授、クロス教授による講義が3日間に渡って行われました。講義の翌日から7日間は、興味を持ったテーマの研究室体験をし、各分野の主要な実験や解析方法などについて理解を深めました。

クロス教授による「日本のサステナブルなエネルギー」についての講義

クロス教授による「日本のサステナブルなエネルギー」についての講義

また、作文?コミュニケーション教育を専門とする国際教育推進機構の川島佐保特任准教授によるホームルームでは、毎週それぞれの学んだテーマにおいて特に興味深く思ったことや疑問点、母国のテクノロジーについてエッセイを書いて発表し合いました。

フィールドワークプログラム

ヤマハ銀座店でサステナブルな楽器見学
ヤマハ銀座店でサステナブルな楽器見学

フィールドワークでは、ヤマト運輸の羽田クロノゲートにおいて、さまざまな運び方も含めた宅急便などの物流システムについて学び、東京消防庁池袋都民防災教育センター(通称:池袋防災館)では、日本の防災訓練を体験しました。また、強固でレジリエントな耐震構造で、音響?防音設備の整ったヤマハ銀座店で楽器演奏を体験し、大岡山キャンパスの国際交流会館では茶道体験をし、日常に平穏な空間と時間を大切にする日本の文化的側面を学びました。

クロージング

最終日のクロージングセレモニーでは西條教授が学習成果発表を講評し、林副学長が「正規課程へ進学するなど、是非また東工大へ勉強に来てください」と修了証を授与しました。国籍や専門分野の違いを越えて友情を育み学び合った学生たちの今後の活躍が期待されます。

プログラム参加者(クロージングセレモニーにて)

プログラム参加者(クロージングセレモニーにて)

参加者のコメント

海外交流学生

  • 東工大のたくさんのサポートで、充実した時間をすごすことができました。日本文化を学び日本の学生とも交流できました。エンジニアリングデザインについて学んだことは将来のキャリアにとても役に立ちそうです。(南洋理工大学 シンガポール)
  • 世界中から参加している学生と話すのが楽しかったです。(ワシントン大学 アメリカ)
  • 東工大のさまざまな研究や雰囲気を味わうことができました。日本国内外の学生と知り合い、多くを学び、良い時間を過ごせました。ありがとうございました。(ベルリン工科大学 ドイツ)
  • 日本で暮らし、母国とは違うライフスタイルを学ぶことができました。(アーヘン工科大学 ドイツ)
  • 私の人生で最も充実した1ヵ月だったかもしれません。生涯忘れられない思い出になりました。(アーヘン工科大学 ドイツ)
  • 東工大で貴重な学びの機会を持てました。国際的な社会性やコミュニケーション力のみならず、海外でどのように学び暮らすかというところまで教えてもらった気がします。先生方スタッフの皆さまありがとうございました。(キングモンクット工科大学ラカバン校 タイ)

東工大生

  • 英語で話せるかはじめは心配しましたが、海外からの留学生もほかの日本の学生もとても優しかったです。素晴らしい人々と時間を過ごすことができ感謝しています。
  • 日本で生まれ育ちましたが、留学生と一緒に日本の大学のキャンパスで過ごすことで、日本を再発見しました。
  • サマープログラムの間は、一日中ずっと英語で会話をし、毎日続いたので、英会話に自信がつきました。
  • 留学生と研究室体験で一緒に過ごし、優れたアイデアや仕事ぶりに感銘を受けました。

お問い合わせ先

留学生交流課 交流推進第3グループ

Email summer.program@jim.titech.ac.jp

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