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東工大ニュース

2024年度入試から情報理工学院学士課程の募集を40人増員

データサイエンス?AI技術に精通した高度情報専門人材育成を強化

公開日:2023.10.06

東京工業大学は、2024年4月入学の学士課程入試から、情報理工学院の募集人員を40人増員します。
これにより、情報理工学院の募集人員は、すでに公表している総合型選抜への女子枠(14人)の導入と合わせ、現行(2023年4月)の92人から132人となります。

2024年度入試から情報理工学院学士課程の募集を40人増員

2024年4月入学者入試における情報理工学院の募集人員

( )内は、2023年入学者の募集人員

一般選抜(前期日程)

112人(86人)

総合型選抜(一般枠)

6人(6人程度)

総合型選抜(女子枠)

14人(-)

合計

132人(92人)

この増員は、文部科学大臣へ特定地域内学部収容定員の増加に係る届出を行ったものです。なお、本学の他学院の募集人員に変更はなく、本学全体の募集人員は、2024年4月入学の学士課程入試から、1,108人になります。

また、2024年度の入学生が大学院へ進学する2028年度からは、情報理工学院の修士課程と博士後期課程の定員も増員することを計画しています(現時点では修士課程15人?博士後期課程5人の増員を予定)。

日本の情報専門人材の不足と本学の状況

日本では情報専門人材が慢性的に不足している状況で、 経済産業省では、2030年に最大で約79万人のIT人材が不足することが試算しており、AI人材については、約12.4万人の不足が予想されています[参考1]。このように情報技術に精通した高度情報専門人材の不足解消は、喫緊の社会的課題となっています。

こうした社会的な背景を受けて、情報分野に進学を希望する高校生等も増加しており、本学の令和5年度学士課程入学者選抜では、情報理工学院の一般選抜(前期日程)で86人の募集に対し848人の志願者があり、志願者倍率は、9.9倍と非常に高い倍率でした[参考2]

今回の情報理工学院の定員増は、情報分野への進学希望の高まりを受けて、募集人員を増やすと同時に、日本のIT?AI分野における人材不足解消に資するべく、高度情報専門人材育成を加速させる取り組みです。

定員増に合わせた学びの環境の充実

今回、学士課程の入学定員を92人から132人と大幅に増員するにあたっては、さまざまな学修環境の整備を同時に行います。例えば、情報分野の教員増、授業で使用するコンピュータなど機材の増設、ネットワーク環境の強化、必要な教室の確保を行い、また授業科目ごとの適切な収容人数を維持することで、募集人員増に伴う教育環境の強化を図ります。

本学は、今回の取り組みにより、より多くの情報分野を目指す優秀な人材を受け入れ、データサイエンス?AI技術をはじめとした最新の情報技術を身に着けた世界で活躍できる高度情報専門人材を育成していきます。

情報理工学院長 増原英彦のコメント

ChatGPTをはじめとする生成AI技術の急速な発展に見られるように、現在の情報技術の進歩は速く、またその情報技術を用いた社会構造の変革もますます高度化?高速化しています。しかし、日本においては、情報技術人材、とりわけデータサイエンス?AI人材の不足は深刻で、企業においても人材の確保が難しい状況です。今後は、AI技術がさらに一般化し、さまざまな分野でAIの利用が浸透すること(AIの民主化)が予想されますが、AIはその原理や特性を深く理解した上で正しく利用する必要があります。特に、医療や法律といった誤った判断が重大な結果を招く分野では、その分野の特徴を踏まえた適正な利用が求められます。これらの状況を考えると、今後、さまざまな社会的課題解決のためには、各専門分野とデータサイエンス?AIをはじめとした情報技術の両方の知識を兼ね備えた高度情報専門人材を育成していく必要があると考えています。

一方で、社会のIT化やAIへの関心の高まりを受けて、本学の情報理工学院へは、大変多くの進学希望がありますが、残念ながら限られた学生数しか受け入れることができていませんでした。この状況を改善すべく、このたび、情報理工学院学士課程において、現在の募集人員である92人に対して、約44%となる40人という大幅な増員を行うこととしました。合わせてこれらの学生が卒業?進学する5年後には、修士課程定員も増員し、本学が従来から標榜している学士課程と修士課程の一貫教育を情報系分野で強化し、真に社会的課題を解決できるトップ人材の育成を目指していきます。

高校生?受験生、そしてその保護者の皆さまには、ぜひ今回の取り組みの趣旨を理解いただき、積極的に本学への志望をご検討ください。

情報理工学院

情報理工学院 ―情報化社会の未来を創造する―
2016年4月に発足した情報理工学院について紹介します。

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